10月のエッセイ・自分史塾は「かぎカッコで変わる文章」を勉強しました
講義から
かぎカッコは文章をしめる役割があります。といっても乱発しては効果は減少。地の文章でいいような文章をかぎカッコでくくっている人がいますが、これは考えもの。説明をしているような会話はかぎをはずしてみましょう。むしろ落ち着くように感じるはず。かぎカッコに入れる会話も、その人の特徴がある言葉、雰囲気を伝えるナマの言葉をよく見極めてみることが大切です。
生徒さんが持ってきたエッセイを題材にしてかぎカッコをどんどんはずし、エッセイのテーマとする部分の会話だけカッコをつけると、文章が変わりました。「今まであまり考えずかっこを使っていた」という方がほとんど。
会話だからといって会話としてエッセイに登場させなくてはならないわけではありません。一番伝えたいことが際立つようにするひとつの手立てと考えて。
もう年末。今年は2人の生徒さんがそれぞれ本に仕上げ、まもなく本に出来そうな人が3人います。10月のエッセイ塾には責了の原稿を持って来た人もいます。
12月のエッセイ・自分史塾は2人の出版パーテイ。今からみんな「盛り上がるぞ」という顔をしています。
労をねぎらいつつ、後に続けるといいですね。